ペパクラ展

ペパクラ展

会期:2017年5月6日(土)~6月24日(土)
(See Saw galleryでは小野冬黃展を開催)

会場:hibit (See Saw gallery 併設スペース)
See Saw gallery
愛知県名古屋市瑞穂区密柑山町2-29

参加:伊藤誠、上田良、小野冬黃、末永史尚、冨井大裕、山口麻加
テキスト:副田一穂

企画:副田一穂(愛知県美術館学芸員)+末永史尚

トーク:「可展面の造形」副田一穂+末永史尚 5月6日(土)18:00-

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 ペーパークラフト(ペパクラ)とは、一枚の紙にあらかじめ印刷されたいくつかのパーツを切り出し、糊で貼り合わせて立体的に組み上げるものです。江戸から明治・大正にかけて流行した立版古と呼ばれる錦絵の一種や、昭和期の子ども向け雑誌の付録など、日本でも古くから親しまれてきたこの遊びは、今や3Dソフト等を用いて誰もが容易に複雑なものをデザインできるようになったこともあり、企業の販促ツールなどを含めインターネット上に無数のモデルが公開されるなど、現在でも世界中の人々を魅了し続けています。
本展では、ペパクラが印刷された平面と組み上げられた立体という二つの特徴をも併せ持っている点に注目しながら、普段は絵画、彫刻、版画、写真といったメディアに取り組む6名のアーティストが、ペパクラによるオリジナル作品をデザイン・販売します。簡単に自作して所有できるマルチプルな彫刻というペパクラならではの魅力を、それぞれのアーティストの視点を通じて、実際に手を動かしながらお楽しみください。

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