世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録10周年記念 カミノ/クマノ―聖なる場所へ

2014年9月20日(土)-11月24日(月)
開館時間=9:30-17:00(入館は16:30まで)
主催=三重県立美術館、読売新聞社

展覧会の概要

荒川 朋子 Tomoko Arakawa
「荒川朋子 たなびくひかり展」
(ギャラリー芽楽、2013 年) 会場風景
撮影:大杉浩康
今年、2014年は、三重県・奈良県・和歌山県に所在する3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)と参詣道(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道)が、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されてから10周年という節目の年に当たります。ここ三重県を走る伊勢路もまた、伊勢国から熊野三山へと至る参詣道であり、熊野古道の一つです。
 本展のタイトルにある「カミノ/Camino」は、スペイン語で「道」を意味するとともに、霊場である熊野の聖性を示しています。森林、河川、海浜などからなる紀伊山地の豊かな自然と宗教文化は、古来芸術や文学の源泉となって数多くの作品を生み出してきただけでなく、現代においても多くの芸術家たちにインスピレーションを与えています。この展覧会では、熊野を特徴づけている自然と宗教世界に関心を寄せる三重出身の若手作家たちの作品を通じて、熊野の自然と宗教が芸術創造に果たす今日的姿を紹介します。 (txt/三重県立美術館)

出品作家
荒川 朋子
城戸 保
水野 勝規
渡部 裕二
ミエケンジンカイ (江口智行、岡村裕次、落合正行、海田修平、須川哲也)

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録10周年記念
カミノ/クマノ―聖なる場所へ
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/catalogue/Camino_Kumano/Camino_Kumano_shosai.htm