収蔵品展 047 絵の中の動物たち

出品作家:吉岡正人、小林裕児、川口起美雄、蓜島伸彦、須田国太郎、竹内浩一、西野陽一 他

2014年1月18日(土)- 3月30日(日)
11:00 - 19:00(最終入館18:30) 月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日休館)

飼い犬でも、近所の猫でもいいでしょう。かれらにも知性や思考があり、しかもわたくしたちが見聞きできない世界を感受しているはずだと考えると、その不思議さに吸い込まれそうになることがあります。あるいは、動物にじっと見つめられる体験。なにかこの世ならぬ、別の世界から覗き込まれているような気がして、やはりその神秘に吸い込まれそうになることはないでしょうか・・・。こうした体験は、動物が、われわれ人間にとって、身近でもあり、そして非常に遠く隔たった存在でもあることを告げています。これは太古からおそらく変わらぬことであり、そうした動物たちを、人間はさまざまな文脈や目的で描いてきました。つまり呪術的な文脈において、あるいは神話や宗教における象徴や寓意の担い手として、また観察や鑑賞の対象として、人生における大切な伴侶として・・・。現代の美術家たちも、それらさまざまな伝統を踏まえつつ、より自由に自らの想像力を羽ばたかせたり、あるいはより今日的な視点にたったりして、動物のモチーフに取り組んでいます。本展は、寺田コレクションの作品を通して、現代における動物イメージの多様な魅力の一端を紹介します。


東京オペラシティ アートギャラリー
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