Oct 12, 2019

アン・モロウ・リンドバーグ / Anne Morrow Lindbergh「海からの贈物 / Gift from the Sea」

翻訳:吉田健一 / Kenichi Yoshida


 機械化とか、物質文明とかいうことが常に言われているアメリカにこの種類の名著が現われたのは不思議に感じられるかも知れない。しかしそれは、人間が外部からの圧力に対して全く無力であるという現代の迷信に属した見方であることを、本書の著者自身が誰よりも先に指摘するに違いないのである。  -  吉田健一 / Kenichi Yoshida 「あとがき」



Oct 11, 2019

星新一 空想工房へようこそ

監修:最相葉月 / Hazuki Saisyo
挿画:和田誠 / Makoto Wada




Oct 8, 2019

カズオ・イシグロ / Kazuo Ishiguro「わたしを離さないで / Never Let Me Go」

翻訳:土屋政雄 / Masao Tsuchiya
挿画:民野宏之 / Hiroyuki Tamino
解説:柴田元幸 / Motoyuki Shibata



Oct 3, 2019

アーシュラ・K・ル=グウィン / Ursula K. Le Guin「夜の言葉 / The Language of The Night」

 子供たちを信頼しなくてはいけない、とわたしは思います。尋常な子供なら、現実とファンタジーの世界をごっちゃにしたりはしません。『裸の王さま』のお話のなかである偉大なファンタジー作家も指摘しているとおり、ごっちゃにしてしまう割合は大人のほうがずっと多いのです。ユニコーンは本当にはいないということも、本当にはいないけれどユニコーンのことを書いてある本はそれが良いものならば、真実の本なのだということも、子供たちにはちゃあんとわかっているのです — パパやママなんかよりずうっとちゃんと。それも道理、子供時代を否定することで大人は知識の半分を放棄してしまったので今ではもう彼らには〝ユニコーンなんて本当にはいないんだ〟というかなしい、不毛な、貧しい知識しか残されてはいないのですから。おまけにそれは知っていたからと言ってなんの足しにもならない事実です。「むかしむかし、一ぴきの竜がおりました」とか、「とある地中の穴ぐらに、ひとりのホビットが住んでおりました」とか — こういった美しい非現実的な語りをとおしてこそ、わたしたち空想的な人間は、独自のやり方で真実に到達することができるのです。  -    アーシュラ・K・ル=グウィン / Ursula K. Le Guin




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