時代に先駆けた女性画家 平田玉蘊 / Gyokuon HIRATA 美の交遊

 平田玉蘊(1787年 - 1855年)は、江戸時代後期に広島・尾道で生まれた女性画家です。京都で八田古秀に絵画を学び、伊藤若冲や南蘋派などの作風にも親しみながら、花鳥画・人物画・風景画と幅広く優れた作品を生み出しました。また、頼山陽や菅茶山、田能村竹田といった文人とも親しく交遊し、確かな足跡を残しています。
 平成29年(2017年)に生誕230年の節目を迎え、玉蘊の再評価の機運が高まる近年、これまで知られていなかった作品が多く発見されています。本展覧会では、玉蘊の代表作の数々に加え、伊藤若冲をはじめとする関連作家の佳品もあわせて紹介します。多岐にわたる交遊の軌跡も追いながら、約80点の諸作によって知られざるその生涯と作品の魅力に迫ります。


2018年3月1日(木)-  4月15日(日)
4月11日(水)は休館
9:00 - 17:00/入館は閉館30分前まで


奥田元宗・小由女美術館 / Okuda Genso Sayume Art Museum
広島県三次市東酒屋町1045-6
http://www.genso-sayume.jp/kikaku/index.html