香月泰男 平和の形 - シベリヤの記憶と愛した日常 -

 香月泰男は1943(昭和18)年4月に召集され、満洲(現 中国東北部)のハイラル市に配属されました。終戦後はソ連軍によりシベリヤに抑留され、帰国できたのは1947(昭和22)年のことです。 この戦争、シベリヤ抑留の記憶を描いた「シベリヤ・シリーズ」は、香月の代表作であり、平和への祈りが込められています。
本展では「シベリヤ・シリーズ」とともに、ハイラルから家族へ宛てた「ハイラル通信」、戦後、故郷で過ごした平和な日常を描いた作品を紹介します。
香月泰男の生涯に多大な影響を及ぼした戦争。その中で画家がどのように生きたかを探るとともに、香月の平和への思いに触れてみましょう。



2017年7月28日(金)-  11月27日(月)
火曜日休館/火曜日が祝日の場合、翌平日休館
9:00 - 17:00


香月泰男美術館 / Kazuki Yasuo Museum in Misumi
山口県長門市三隅中湯免226番地
tel 0837-43-2500